22年4月23日
 

飼育状況

もう直ぐ5月なのに毎日寒いですね〜(涙)
皆様体調崩されたりしていませんか?



稚魚飼育はトラブルもなく順調です。

前回更新した仔達も大分大きくなってきました。
(3月21日孵化の仔)



22日朝の画像。

孵化一ヶ月たちました。
驚くほどの成長力で28日目にはまだ鱗が完全に巻いていないにもかかわらず
大きさが500円玉サイズを超えてきました!



魚の胴の長さ・骨格も良く太身も有り現時点では自分の理想に
限りなく近い感じで育っております。

いよいよプラ舟では狭くなってきたので天気を見て外の大池に移したいと思います。



現在外にいる別腹は確りと選別して大きさをそろえて家の中のプラ舟に移しました。
こちらも中々粒ぞろいで良い感じに育っております。



(本日少しですが現時点で一軍をビッダーズに出品しました)



今朝は産卵もありました。
待望の親です!



雄は上が19センチ下が20センチあり、迫力満点の同系統(本筋)を掛けました。



雌は17センチの昨年非常に良い仔をたくさん出した雌です。

親の掛けあわせが採れたのでこれで一安心です。



今年は池の使い方・放匹数・選別・餌の与え方と4段階に分けてかなり意識しながら
飼育しておりますが、ちょっとした工夫で魚は簡単に大きくなりますしちょっとした事で
魚は崩れてしまいます。そのちょっとした所に気付けるかが飼育上達の鍵だと思います。


例えば池に魚が多すぎると餌の食いは良く尾の張りも良いですが短い魚になり目先も出にくく
同伸びが出来ないため背は丸く盛り上がり、腹がイチジクみたいな体系になりやすいと思います。

逆に魚が少なすぎると泳ぎすぎて尾が弱くなり餌の食いも悪くなり腰だけがが伸びて
腹が遠くなり細長いフナみたいな魚になってしまいます。

特に鱗が巻くまでの期間は毎日魚が変わるのでかなり神経を使って魚を見ながら育て、
鱗が巻いてからの選別は一匹単位でのシビアな選別になります。


基本的にナベちゃんは上記の4つをバランスを考えながら飼育をしています。


他にも色々とありますが、作り手が魚を見ればその人の飼育の仕方がかなり分かるそうです(笑)
ちなみにナベちゃんの師匠は魚を見れば餌の量や選別の時期・水換えのピッチや
一池にどれくらい居るか等ほぼ言い当てますよ〜(怖)

どんなに良いことを書いても作り手が魚を見ればバレちゃいますね。




22年4月10日
 

飼育状況




稚魚飼育も順調にきております!



左ブラックタン師匠、右フォレストナベちゃん!
一生懸命選別しております。
(2人共顔が怖いので正面からは写せません・・・笑)

9日朝早くブラックタン師匠が様子を見に来てくれて一池選別してくれました!
(日らんで活躍された方の選別を生で拝見できる事は滅多にないので真剣に見学しました)

1000匹居ない位の数ですが1時間程で選別終了〜(早っ)

選別中ブラックタン師匠の手が何度も止まり首を傾げてます・・・・・・

ナベちゃん・・・「どうしたんですか???」

ブラックタン師匠・・・「この腹良いね〜、俺の経験上現時点であまりに良すぎて痺れる様な魚が
居過ぎてこんなに選別中手の止まるような経験がない。」
「選別、ちょっと時間かけるよ〜・・・・・」

と言って黙々と選別しているのをナベちゃんは黙って隣で見てました。



9日選別終了直後の画像。
(3月21日孵化の仔)



10日朝の画像。

全体的に胴伸びしました!

太さも有り頭も大きめで目の位置・長さも良い感じです。
もう少しでお腹もくっ付き鱗の網目も見えてくる頃です。
次からは魚を見ながらの水換えと選別になります。


師匠は言います・・・・・

選別時は魚は撥ねて捨ててしまえば終わり。
迷ったら残して次の選別で撥ねれば良いよ。

また、

数が少ない魚を無理に選別する必要は無い池と魚のバランスを見ながらで良いよ!と。






9日は若干肌かったですが、寒曇りの天気で魚が洗面器でハッキリ見えて
絶好の選別日よりでした。
(ナベちゃんは外での選別は晴れた日は行ないません)

午後からはナベちゃんが外の3月22日孵化稚魚を選別しました。




こんな感じでいつも選別しています。

ナベちゃん、弟がブランドを立ち上げデザインして販売しているパーカーを着ています(笑)


魚を放す池に新しく水を作り、いつもよりも多めに水を入れておき水温も2度ほど高めに
設定しておきます。魚の入った洗面器を池に浮かべて保温しながら更に小さな洗面器に数匹ずつ
洗面器の水ごと掬って悪い魚を撥ねていくのではなく良い魚を飼育池に放していき、残った撥ねを
右側に写っている洗面器に入れていき、洗面器の水が少なくなったら池の水を足していきます。
こうする事で保温をしながら酸欠も防ぎ稚魚を傷めず選別しております。

約3〜4000匹の稚魚を休憩を入れながら3時間半程で選別を終えました。



選別終了後池に魚が広がった感じの画像です。
この腹も良い感じで現在1226匹拾えました!

池に薄っすら見えるオレンジ色のがシュリンプですが、ナベちゃんはこの程度しか与えません。
ほんの少し残る程度が目安です。



あまりにも稚魚全滅という残念な知らせが届くもので・・・・・

何度も書きますが。。。


多く与えても食べ切れませんので必ず残ります。
シュリンプは死ぬと直ぐに腐敗が始まりカビが生えてきます。

また、稚魚の時期は水深が浅く水量が少ないわりにエアーも強くはかけれないので稚魚の数が
多く入っている池でのシュリンプの与えすぎは残ったシュリンプも呼吸をする為酸欠になりやすく
死んだシュリンプはそのままにしておきますと水質の悪化に繋がりますので
最悪一日で稚魚が全滅という事になりかねます。

よく一腹でシュリンプは一缶と聞いたことがありますが、池底でピンクの綿になっている位
シュリンプを与えている方は湧かしたシュリンプのほとんどを捨てているようなものです。

シュリンプを与える量は日々成長と共に変化していくので難しいですが
多く残る量なら少しずつ少なく湧かし、残らない量なら少しずつ増やして
飼育している稚魚達の与える量を調節する事が大切です。



まだまだお腹がくっ付いていないのでシュリンプは続きます・・・・




弐歳魚も順調に大きくなっております!



先週から弐歳魚を作るべく更に池の放匹数・水深・餌やりを調節したところ
この3匹がメキメキ頭角を現してきました!

今年は本格的に弐歳魚の作り方も教わっています。
サイズアップして魚に幅が出来てくるとワクワクしますね(笑)

まだまだ腹の付が甘いですが秋までに少しずつ作っていきます。


稚魚飼育も大切ですが大事な種魚も確りと管理していきます。





22年4月5日
 

近況


3月は仕事が忙しく毎日の様に早出出勤が続いていた為、朝は5時から水換えして
仕事に行きの繰り返しでした。
今月から早出がなくなり朝はゆっくりと水換え出来ています。


稚魚達は順調に成長しております!



(水換え中時の画像です。)


(3月28日の画像)

未だに外はおかしな天気で朝晩かなり冷え込んでいますので
家の中にプラ舟110を置いてここで2腹飼育しております。






3日に新潟産稚魚(3月21日孵化を選別しました)。



舟に対する魚の数・バランスを見ながらの選別でしたので約半分しっかりと選別し
残りの半分は選別しないまま舟に戻しました。

ナベちゃんが理想とする太く大きく作っていく為には一池の稚魚の数が多すぎても
少なすぎても駄目です。

一池の魚の放匹数・餌の量・水換えのピッチ・選別の時期、このバランスが大切です。


餌のやり方ですが、池底にブラインの死骸が赤いジュウタンの様になるくらいではやりすぎです。

水換えですが、ブラインを与えている間はこまめに水を綺麗にしてあげる事が大事だと思います。
ブラインは死ぬと直ぐに腐敗が始まりカビが生えてきますのでそのような水の中に何日も
魚を入れておくと直ぐに病気になってしまいますし魚にもカビが生えたりしますよ!





新潟産稚魚は数が少ないのでそのまま家の中のプラ舟110にて飼育。(右画像)

自家産稚魚は底に沈んだり曲がったりフナ尾のみを撥ねて4月3日外に
FRP池を設置してそこに移しました。(左画像)


(撥ねた稚魚)

毎年仔引きしていて思うのですが新潟産稚魚は明け三歳の稚魚、
自家産は明け弐歳の稚魚ですが三歳と弐歳の仔では成長の仕方に
かなりの違いが見られます。

この2腹も一日しか孵化日が違いませんが、3歳の腹の仔の方が一回り以上大きいです。

自家産稚魚は数が多い為今週末しっかりと選別を行ないたいと思います。

三歳の仔達は水換えのたびに池とのバランスを見ながらの餞別となります。



本日5日撮影の三歳仔画像(3月21日孵化)

最初の数日で魚体を長めに作り、その後孵化2週間〜3週間で骨格を太く
特に頭骨を大きく作る事が土台を作る為に重要です

ナベちゃんの理想の形は孵化10日〜2週間までに画像一番右の魚の形です。


弐歳会用魚も順調に成長しております。



期待の弐歳も先月の更新時よりも更にサイズも上がり太身も増しました!



先週忙しい中師匠が池の様子や稚魚の様子を見に来てくれました。
その際弐歳魚を作る為のアドバイスをしてもらいその通りに飼育したところ
わずか数日で魚が見違えるくらいに変わりました!

稚魚の方も池に対する魚の数の調節の仕方や餌のやり方を細かく教えてもらいました
とりあえずは今は良い感じできているので今のままでいいとのこと。。。。。
自分が疑問に思っていたことや考えを聞いていただき、更に稚魚飼育のちょっとした
アドバイスもしてもらいました。


稚魚が鱗が生えるまでの土台作りでほぼ決まります。
一腹一腹手を抜かず一生懸命作っていきたいと思います。












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