21年2月25日
 


冬眠明け10日目

明け2歳・雄



明け2歳・雌



今回の明け2歳達も大会魚兼種魚。




今年は種魚自体は親魚が3匹、明け2歳8匹と少ないですが
少数精鋭での仔引きになります。

基本的に「種魚」は致命的な欠点がある魚はどんなに見た目が良い魚
でもなるべくなら避けた方がいいと思います。
僕が仔引きして特に遺伝しやすいと感じた欠点。

・背腰の凸凹
・しゃくれ






久々にインターネットが繋がった事で、ここ何日かは他のHPやら色んな
ブログ・オークション等をジックリと読んでいました(笑)
前回久々の更新で色々な方々から応援メールが届き、大変嬉しくなり
更に頑張るぞ!とテンションが上がりっ放しです。。。


いつも応援ありがとうございます!!!


皆さん本当に頑張っていらっしゃいますね!!!
中には起こしてから上手くいっていない方達も・・・・・

そういう方々の為に!
今年のらんフォレはどんなふうに・どんな考えで・何故そうなのか?
を具体的に書いていきたいと思います。
(くどいと思わないでね・・・・笑)


今回は少し冬眠〜起こして仔引きまでの「らんちゅう’s フォレスト」の
飼育管理・考え方・やり方を参考までに書いていきたいと思います。
(飼育法は十人十色です、このやり方が絶対ではありませんので
あくまでも参考までに読んで下さい!)

その前にこのHPを観覧していただいている方々が上手く飼育管理できるように
「らんちゅう’s フォレスト」から問い掛けをしたいと思います。


キーワードは・・・・3つ

・今の飼育法は誰かから教わりましたか?本ですか?人ですか?

・自分もしくはその人はしっかりと魚の体調管理がしっかり出来ていますか?

・しっかりと親まで魚を持てていますか?

では、自分や周りの人達と当てはめて考え・感じながら読んで下さい。

「冬眠前」

まずは上手く仔引きさせる準備は、「冬眠前」から既に始まっています。
秋の段階でしっかりと魚が健康体でいる事が大事です。

僕は考え方としては、「らんちゅう冬眠イコール病原菌も一緒に冬眠」
と考えています。なので冬眠させる前に必ず魚が健康に見えていても
塩と薬でしっかりと魚達の病原菌を落としてから冬眠させています。
それでも水の中には常在菌が存在します。
健康な魚はヌメリも多いと感じます。


「冬眠中」

この冬眠中でも飼育管理・観察を怠ると魚は病気になります。
僕は基本的に「青水」で冬眠させますが、更水での冬眠でもさほど
関係ないように思います。(今年は更水で冬眠させました)
青水で冬眠させた場合エアーを完全に切る人もいれば入れておく人も

いるし、蓋を被せて真っ暗にして起こすまで見ない人もいる・・・・
これも人それぞれです。


余談ですが、飼育1年目の初めての冬眠は青水での冬眠でした。
200リットル位の舟に魚を10匹位入れてエアーは無し・完全に蓋を被せてました。
綺麗な青水だね〜なんて言われながら2週間くらいに一回魚をチェックしていましたが
数日の間に魚がみるみる太くなっていくではありませんか!知識の無かった自分は
もう抱卵していつでもいけるなぁ〜なんて思っていたら松かさだった!という経験があります。
さらに松かさが出た綺麗な青水これが曲者で、水の底は見えない・・・・・・・
病気魚が出たことで急遽水換え。。。。。
水を抜いてビックリ!!!!
池底は糞とヘドロで凄い事になっていました。
良い経験になりました。
(ちなみに冬の松かさは2〜3日で直ぐに治りますよ!!!)


僕は冬眠時は餌は100%餌を切り(暖かくても絶対に与えません)
何故餌を与えないか・・・・・金魚は数ヶ月餌を与えなくても死なないし、せっかく
健康体で冬眠しているのに餌を与えた事で調子を崩させたくない・崩すきっかけを与えない。
さらに、目的は「仔引き」のため大きくする必要はないからです。
冬眠で魚体が痩せても起こしてから餌をつけていけば直ぐにふっくらしてきます。

、青水・更水どちらでもエアーは弱めにかけておきます。
なぜなら魚も青水も呼吸しているからです。
魚の数にもよりますが低温時は溶存酸素量がある程度確保されているために
エアー無しでもいけますが、気温は日々変化します。当然温かくなる日もあるため
水温が上がれば魚達も泳ぎだします。
動けば酸素も消費します。青水(植物プランクトン)も夜は呼吸するために酸素を消費します。
一池に魚の数が多いほど酸欠になりやすくなり調子を崩す場合があると思います。
そして、魚達は僕の場合は冬眠中でも水の状態をチェック・魚を洗面器に掬って魚体チェック
(赤くなってないか等)を必ずして、定期的に水換えもします。
(水が痛んできたりすると内臓に疾患がある個体は松かさ病が出やすいと思います。)
更水の場合は魚が若干痩せやすいのと、特に水が痛んでいく様子が分かりやすいので
こまめに水を換えてあげると良いと思います。
こうやって冬眠中もしっかりと飼育管理を徹底しています!


ちょっと長くなってしまいましたので今回はこの辺で次回へ続く・・・・・・・・



次回は
「起こす」
を書きたいと思います!




細かい部分は割愛していますので気になる事がございましたら
気軽に問い合わせからメールくだされば個別に対応いたしますね!!






21年2月21日
 


2月近況




大会魚兼種雄。

(2歳会大会後も調子を崩すことなく、青森から愛知へと環境の変化にも耐え2回り位大きくなりました。)

画像2枚は今年(明け3歳・雌)冬眠明け六日目の画像
(11月から餌を切っていた為ゲッソリ痩せています)


日らん全国大会立行司・力王直系の極太の雄(明け3歳)
師匠から仔引きに使え!と譲り受けました(感涙)

今年は親のド本命はこの2匹で決まり!!!




飼育状況




池並べはほぼ師匠がやってくれました・・・・・
排水の配管も・・・・・・
エアーの配管も・・・・・
穴あけ・・・・・
全て・・・・
・・・・・・・・・・・・・・
。。。。。。。。。。。。。。汗




21日から親と明け2歳を分けました。

2月15日から魚達を起こし、今日現時点(21日)でちょうど7日目。
立ち上がりは順調で明け2歳魚の雄はすでに追星 MAXで昨日から精子を出し始めました。
今月末〜3月頭位には一腹目が採れる様に調整していきたいです。

今年から初の外飼育になり不安もありますが一生懸命飼育していきます。



更新が大分空いてしまいましたが今年からは舞台を愛知県に移しての
『らんちゅう’s フォレスト in 愛知』
宜しくお願いいたします!!!ペコリ!!!





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