20年2月10日
 

2月4日産卵がありました。

・朝7時 水温18度で1対1で絞りました。 
・中潮
・ 天気雪





左明け4歳雌・右明け4歳雄



2月8日産卵がありました。

・朝6時40分 水温18度で1対1で絞りました。
・大潮
・天気雪





左明け5歳雄・右明け4歳雌



2月10日産卵がありました。

・朝6時30分 水温18度で1対1で絞りました。
・中潮
・天気曇り




左明け3歳雄・右明け4歳雌(2腹目)




プラ舟80で孵化させます。
全体はこんな感じで遮光・保温・通気をしっかりと管理しています。
周りの発泡は貼り付けているのではなく、箱型にしてその中に
プラ舟をすぽっと入れています。
この方が貼り付けるよりも舟と発泡のほんの少しの隙間に
空気の壁が出来て保温力が増すように思います。






横から見るとこんな感じです。

ファイロンをかけて、その上にスタイロ(厚さ5センチ)を
かけてその上にスダレをかけています。
ちょっとした工夫ですが、スタイロや発泡は劣化してくると粉状にボロボロになってくる
ので手で持つ所にガムテープを貼って補強しています。



一腹目は立ち上がりもよくブラインをたらふく食べています。

去年までペットボトルの容器でブラインを孵化させていましたが、容器の底や
デコボコした形状で使い勝手が悪かったので今年から瓶に変えました。
洗い安く使い勝手が良く、重宝しています。




今回立て続けに産卵がありました。
僕の場合は起こしてから明け2歳であれば10日〜14日、明け3歳以上であれば
14〜21日を目安に産卵に持って行きます。

4日の産卵をかわぎりに3腹の産卵となりました。

・一度産卵したメスはしっかりと管理する事によって7〜10日のサイクルで産卵するようになります。
・つられるように他のメスも次々発情し雄もいっそう追星をはっきりと出し雌を良く追うようになります。
相乗効果で健康でよい産卵を迎えることが出来ると思います。


「問い合わせ」からこんな質問がありました。

1・飼育記録で雄と雌を絶対に分けない!のはなぜですか?

2・割り水をしないと刺激が強すぎるのではないでしょうか?



1に対しての回答

・雄が徐々に発情してくると雌を少しずつ追うようになり、お腹やお尻をつつかれたり
しながら、それも刺激となり雌も発情してきます。雄は泳ぎながら、追いながら、つつきながら
少しながらも精子をちびっているのでその匂いを雌が感じ、雌の発情する匂いを
雄が感じていくのだと思います。(水を換えたのに次の日産卵した後のように泡の切れが
悪く若干生臭くなっている事がありませんか?)これを追いすぎて疲れるからだとか、
追われすぎて体調を崩すとかの理由で分けてしまってはせっかく発情してきたのに
産卵が遅れたり、雄と雌のタイミングが合わずに、仕掛けても失敗したなんてことに
なりやすいのです。(経験済みです)
雄に必要以上に追わせたくなければ、餌やりと水換えの仕方である程度調節できますので
試してみると良いと思います。


2に対しての回答

ベテランの方々は割り水をしたりしていますが、それはあくまでも「しっかりと出来上がったこなれた
水を割っている」のであって、痛んだ汚い水を割りいれているのではないのです。
しっかりと水を見れるのであれば割り水をしてもいいと思いますが、ヒーターを入れることで
思ったより早く水が痛みますのでせっかく新しく水を換えるのに
痛んだ水を混ぜ込めばどうなりますか?
(水換えしたのに割り水をして魚が調子悪くなったり鰭や体が赤くなったりした事はありませんか?)
刺激がどうこうよりも、水は汚いから換えてやるのです。刺激が気になるのであれば
汲み置いて数日たった水を使うと良いと思います。


こんな事を言っている人がいました。

早採りする為に室内・ビニールハウスでヒーターでを入れて季節感や温度を狂わせ、
明かりを付けたりして日照時間まで調節。ビニールハウスでは湿度
まで狂ってしまう。
その様な自然に反した状態で飼育すると、魚もそれに合わせた体質になって弱くなる
・・・・・・だって。。。。


僕の飼育法・環境はビニールハウスでFRP池で飼育してますが、らんちゅうは
元々人が作った魚で自然界では生きていけない魚です。池や川で自然繁殖して累代を重ねているらんちゅうを見たことがありますか???人間の手で選別淘汰していかなければ
形すら保てない魚です。当然系統も大切ですが作る魚なので人間の手である程度はどうにでも
なるのです。では、ハウス飼育で育ったランチュウが弱いと言う根拠は何処にあるのでしょうか?
僕は全く根拠はないと思います。湿度に関しても地域の差はあると思いますがここの地方は
夏も冬も湿度はさほど高くなく、今現在でも60〜70%に収まっています。
ヒーターを入れた時点で季節感も温度感狂いますしかしらんちゅうの仔引きとはそういうものと
僕はとらえています。自然派は自然でいけばいいですし人工派はそれでいけば
良いのではないでしょうか。
皆さんはいかがですか??


僕的には、どうせ早く起こすなら早く産卵させたい!です!

「早く産ませる・産ませたい」 イコール 「無理やり産ませる」ではなく、
「早く産ませる・産ませたい」 イコール 「早く産むように体調を整えてあげる」

という考え方ですがしかし、早く採るからいいと言うことではありません。


らんちゅうはほとんどが秋には卵を抱いて冬眠しますが、僕の場合はハウス飼育ですが暖かくありません。
冬はハウスでも寒く水温も低いため当然ヒーターが必要となりますが、ヒーターを入れることにより
強制的に春を感じさせる訳です。僕は何月でも「ヒーターを入れてる時点で自然ではない」
と思っています。特に北東北では大会を目指すのであれば少なくとも
暖かい地域よりも2ヶ月以上早めに起こして仔引きしなければいけません。
人それぞれ考え・環境・等色々と事情があるので、早く起こそうが遅く起こそうが関係ないと思います。
起こしたのであれば誰しもが早く産卵させ稚魚を育てたい!と思うのが普通だと思いますよ。


産卵に関してですが、このHPを見ている方は少なからず大会を目指している方の割合が
多いと思っていますが、自然に起こして産卵させて楽しむと言う方は趣旨が違うので
考え方的に受け入れられない部分があると思いますが、ここに書いてあることはあくまでも
僕個人で
寒い地域で全国に通用するランチュウを一生懸命作るための創意工夫・実践
であってこれでなければいけないとか、自分の考えや飼育法を人に強要するものでは
ございませんのでご理解の程お願いいたします。






20年2月12日

ナベちゃんの誕生日です。

 

2月11日産卵がありました。

・朝7時 水温18度で1対1で絞りました。 
・中潮
・天気 晴れ 




明け4歳雄
今回雌は同入魚ですので画像はないですが、大型で
卵も1万くらい出ました!!!




八日産卵した卵が昼頃からいっせいに孵化し始めました!




親の仔は明け2歳に比べて大きいです、真っ直ぐな良い針仔で夕方には
ほとんどの仔が立ち上がっていました。
(立ち上がりは今年一番良いです)




去年の秋に種用に採っておいたミジンコです。
バケツの中に青水を入れて放っておきましたがかなりの低水温でも生きています。
これを今からドライイーストを使って爆殖させていきます。

すでに稚魚池の中には数十匹入れてあるので池の中でも稚魚が仔ミジンコを食べられるようにしてあります。


まだまだ産卵は続きますので魚たちの管理もそうですが、自分の体調もしっかりと管理し
自分に合ったスタイルで無理の無い様飼育して行きたいと思います。



20年2月15日

 

2月14日産卵がありました。(2腹)

・朝7時 水温18度で絞りました。
今回はヒーターや飼育スペースの関係で絞って捨てました。 


猛吹雪の中頑張って飼育しています!


・現在稚魚はこんな感じで飼育しています。
昨年まではダークグリーンのプラ舟を使用していましたが、こちらのライトグリーンの
プラ舟に変えました。理由はこちらの方がよく魚が見えるため水質悪化や魚の調子などが
かなり見やすくなるためです。舟の下にはスタイロホームを敷きその他に水温のムラを
防ぐために画像のようにヒーターを真ん中に置き少し強めにエアーを出しています。
蒸れを防ぐために日中は角材を立てて波板を半分開け隙間を作り、夜は角材を寝かせて
波板を完全にかぶせ、発泡の板を乗せておきます。
サーモなどは金具で池にぶら下げています。


池は底と水面から冷えていきます!


・画像でも分かると思いますがハウスの横の雪をわざと片付けずに肩の部分の
手前まで雪を積もらせて少しでも保温性を保っています。
(カマクラの原理です!)


物凄い数の稚魚たちです!!110のプラ舟全体がこの密度です。
あまりにも数が多いと魚達どおしで擦れてしまうので2舟に分けました。



右の仔達が泳ぎだしましたので
今朝魚巣を取りました。
これもかなりの数です。
しっかりと立ち上がっています。 




次はこの仔かな。。。。









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